養生シートですっかりと覆われている現場ですが、別件で現場を訪ねた際に、監督の好意で中を見ることができました。

　養生シートで見えなくなっていた足場はしっかりと組まれています。（当たり前や、と監督に言われました。）

　この日はたまたま入場する協力会社さんの数も少ない日だったので工事の邪魔にならない範囲で建物内にも入ることができました。

　このフロアは断熱材の敷き込みが終わっていました。それにしても開口部（窓）も小さいうえに、養生シートで囲われていますので、現場用の大型扇風機が置かれていますが、真夏の作業の暑さは尋常ではなかったと思います。熱中症対策はしているとはいえ、健康管理に気を配っていたことでしょう。

　このフロアでの作業はこれからのようです。断熱材などの資材は整頓されて置かれています。このような分類による整理・整頓は現場管理の基本だと思いました。

　天井裏にあたるところには今は配管や配線が露出しています。この状態を見るといつも工事中の建物の複雑さを感じます。設計図書と呼ばれるいわゆる図面の種類も多くなることも納得です。平面図や立面図だけではこの複雑な配線や配管の状態を描き切れないと思います。もし1枚の図面にすべてを描きこんでしまえば、記号や線だらけになって読めなくなってしまうでしょう。

　電気設備図や空調換気設備図、給排水衛生設備図など設備関係の図面も分けて描くことも納得です。

　この現場はお引き渡しまでもう少し期間があるようです。また内部の紹介ができればと思います。

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