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2023/06/20

  • 会社の素顔

宝塚と植物、宝塚の花

梅雨に入って雨が続いていますが、少し散歩をするだけでも汗ばむ季節になってきました。 武庫川沿いには思わず足を止めて撮影に夢中になってしまうほど色とりどりの花が咲いています。 よく知られていますように、宝塚の市花はスミレです。宝塚歌劇団の歌にもあります。その歌の印象もあって、市花はスミレと思い込んでいたところ、なんと令和2(2020)年に「ダリアを市花にすることを求める請願」が宝塚市議会にて全員一致で採択され、ダリアも市花になっていました。そういえば、宝塚市北部に位置する上佐曽利(かみさそり)地区は、全国に誇るダリアの生産地であります。 また、これもよく知られているように宝塚市は造園業が盛んです(園芸の萌芽は平安時代に遡ると言われます)が、大きく発展させたのが現在の宝塚市山本地区にあたる「山本郷」に生まれた坂上頼泰(さかのうえよりやす 1515年~1597年)です。この人物が「接ぎ木」の技術を開発し、その技術のすばらしさを知った豊臣秀吉から「木接太夫(きつぎだゆう)」の称号が与えられました。宝塚が植木の日本三大産地の一つとなっていく礎を築いた人物です。(坂上頼泰は2017年に宝塚市の特別名誉市民の称号を与えられています。) このように宝塚も植物に縁の深い地域ですが、植物についていろいろと調べていて植物名に「たからづか」と付けられたものがあることを見た時には驚きました。「デュランタ・タカラヅカ」という花です。「有限会社ジッポー」(静岡県磐田市)さんが1994年に命名、商品化されたとの記載がウェブ上にありました。 「最初にこの花を見つけた時、香りと共にスミレをイメージしましたのでスミレならば宝塚と連想し、この名前を付けた」とのことです。誰もが親しむ植物を媒体としていろいろな人たちとつながっているものだと感じます。 当社も、ICマークはツタの葉をデザインしたものですし、お客様をお迎えする本社には観葉植物の鉢が多く置かれています。緑色は目に優しい色と言われています。黒板が緑色なのも、長い時間見ても目に負担をかけないからだとされています。 ともすれば長くかかる住まいのお打ち合わせの時間もリラックスしてお過ごしいただけるように努めています。ご来店、お問い合わせをお待ちしております。

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