品質管理のキーワードの一つ「PDCA（ぴーでぃーしーえー）」の「C」は、Checkの頭文字です。やったことのチェック、確認をするようにとの教えです。
行き当たりばったりで結果オーライ（「行き当たりバッチリ」と言うそうです）なら、やったことの確認は不要かもしれませんが、やったことの確認、あるいは見直し、振り返りは仕事の一連の手順の中にあっても必要な段階であると思います。

見直しや振り返りは、社内検査や第三者検査などの検査だけでなく、いろいろな場面で必要になります。
・目標に対する進捗状況確認
・社内で利用している文書の有効性
・検査機器の有効性
・社員の力量
・実施した研修の効果
・お客様に提示する前の見積書や契約書の確認
・設計段階での審査検証
・お客様アンケートからの使い勝手の確認
・苦情やクレームからの作業手順の見直し
等々。

こうやって列挙してみると、見直しや振り返りを疎かにすることで生まれる不具合はあるな、と思わざるを得ません。Checkというキーワードと合わせて、同じような内容かもしれませんが意識付けのためにReviewも共通語彙に挙げておきたいものです。PDCRAと。