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2025/07/09

  • 三和建設の家づくり

【世界の建物】ベトナムの建築事情

ベトナムの都市部を歩いていると、縦に長く連なる建物や、レンガ造の壁が特徴的な住宅を多く見かけます。

これらの建物の多くは、柱と梁で構成された「ラーメン構造」で建てられています。

「ラーメン構造」とは、柱(垂直の構造材)と梁(水平の構造材)を組み合わせて、建物の骨組みをつくる工法です。ドイツ語の「Rahmen(枠)」に由来し、骨組みそのものが地震や風といった外力に耐える役割を果たします。
このラーメン構造の「枠」の中に、レンガをモルタルで積んで壁を形成することで、部屋の仕切りや外観を仕上げています。

しかし、レンガ壁は衝撃に弱く、地震の揺れには比較的もろいという特徴があります。地震がほとんど起きないベトナムだからこそ、こうした建築スタイルが多く見られるのです。

一方、地震大国である日本では、同じラーメン構造であっても、壁には耐震性や制震性を持たせた素材が使われます。

例えば、筋交い(すじかい)を入れた木造住宅や、耐力壁(地震の揺れに耐える壁)を配置した設計などが代表的です。また、レンガなどの「割れやすい素材」は、耐震性能を確保する上では慎重に扱われます。

(耐力壁には片筋交い、両筋交い、ボードなどがあります)

つまり、日本では建物全体が地震に耐えるための工夫が重視されるのに対し、ベトナムでは日差しや風通しといった気候条件に適した建築が主流です。
それぞれの国の自然環境に合わせて、建築様式も大きく異なるのです。

地震大国の日本では、建物の耐震性が強く求められます。
三和建設は耐震等級3という、最高等級の耐震に加え、制震装置も搭載しています。地震に強い家をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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