2021/02/07
- SE構法
- 注文住宅の家づくり
建築現場リポート『SE構法ガレージハウス3階建の家』-Vol.5-
こんにちは。営業の森下です。
『SE構法ガレージハウス3階建の家』の建築現場リポートVol.4をお届けします。
前回のブログ→『SE構法ガレージハウス3階建の家』の建築現場リポートVol.4
先行足場が組み上げられ、周囲が青いシートで覆われ、木材搬入です。
基礎コンクリートと土台(木材)の間に、基礎パッキンを施工します。
上の写真の、基礎立ち上がり部の上の黒いレールのような部分が基礎パッキンです。
昔の家は、基礎に15cm×30cm程の通気口がありましたが、最近の木造住宅にはほとんどありません。
床下の換気のために設けていたのですが、換気効率は悪く、小動物やシロアリが住みつくこともしばしば。
代わりに、最近では基礎パッキンで換気します。基礎パッキンには小さな穴が通っています。
また、基礎コンクリートと土台(木材)が直接触れないようにする役割もあります。
上の写真、土台(木材)の下の黒い部分が基礎パッキン。
木材の間から出ている黒いパーツは、SE金物(柱脚金物)です。
建物を支える柱はSE金物(柱脚金物)で基礎と直接、緊結(きんけつ)されます。
基礎の立ち上がりコンクリートの上に置いている土台(木材)は、
基礎コンクリートに打設したアンカーボルトで固定しています。
SE金物(柱脚金物)は、Sボルトで基礎と緊結し、SEピンで柱と接合させます。
また、後ほど施工する柱と梁も、上の写真とは形が異なるSE金物で接合します。
大地震などの際、柱や梁といった木材の接合部に負荷が掛かり
接合部の木材や金物の破損、木材が抜けることにより建物倒壊の可能性があります。
そこでSE構法では、接合部の木材の加工を少なくし木材の割れを防ぐとともに
強固な金物で木材同士、木材と基礎をしっかりと固定して倒壊を防ぎます。
SE構法が、『耐震構法』『重量木骨』と称される理由の一端です。
いよいよ建て方が始まりました。
3階建とあって規模が大きいので、2日がかりで上棟しました。
上棟後すぐにブルーシートで覆われ、内部工事が始まります。
次回は内部の様子をお届けします。
前回のブログ→建築現場リポート『SE構法ガレージハウス3階建の家』-Vol.4-
次回のブログ→建築現場リポート『SE構法ガレージハウス3階建の家』-Vol.6-