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2020/04/07

  • パッシブデザイン
  • 注文住宅の家づくり

パッシブデザインZEH住宅とは③

前回まででパッシブデザインとZEH住宅の融合がなぜ求められているかをご理解いただけましたでしょうか。今回は実際にどのようにパッシブを検討していくのかこちらをお伝えできればと思います。

以前頂いた実際のご相談を基にご説明致します。
計画地は赤線で囲まれた土地となります。下が真南です。
上部の画像をご覧になり、いかがでしょうか。

いわゆる、旗竿地と呼ばれる土地形状となっております。
日当たりが取れない等聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
こちらは建て替えのご依頼でした。実際にお住まいの方からも日当たりが良くないと相談がありました。

我々が現地調査にお伺いした際もやはり日当たりが難しく感じました。
周囲を建物に囲まれている状況でどのように日射をコントロールしていくか
検討するにあたりとても大切なことがあります。それは周囲の建物を知るということです。

パッシブデザインを検討するにあたり”日照シミュレーション”これが肝となってまいります。

当社の場合は徹底的に周囲の建物の配置や高さ等を調べることで
日照シミュレーションを実現しております。

周囲を調査するにあたり活躍する2つのアイテムがございます。
まずは【建築概要書】です。

建築概要書は市役所で誰でも取得出来る建物の概要が載っている書類です。
こちらに建物計画時の高さや外殻等の情報を得ることが出来ます。

ただし、計画段階と完成時で形状が異なることもあります。
ですから次に必要なものが【レーザー測定器】です。

こちらで周囲の建物高さはもちろん、計画建物と周囲の建物の距離や周囲の建物窓位置なども測っていき、これらを駆使して作成した3D検討パースがこちらです。

いかがでしょうか。平面で見ているとわかりにくい部分も3Dですと分かり易くなっています。
次回はこの3Dパースと日照シミュレーションの相互性についてお伝え致します。

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