2023/08/27
- コラム
ビジネスは数字と文字で動いている
年配の社員に時々言葉にこだわる人がいるので、ちょっと気になって話を聞いてみました。
その人が言うには、「東芝が1970年代に世界で初めて日本語ワープロを発売したことは知ってる? その東芝が『ルポ』という家庭用ワープロを発売した。それは爆発的に売れたそうなんだけど、そのテレビコマーシャルで『ビジネスは数字と文字で動いている』というのがあった。」とのこと。このキャッチコピーに「納得してしまった」そうです。
なにぶんかなり前のことで記憶が正確かどうかも怪しいと言われたので、こちらも検索してみたものの、コピー文は見つけることができていません。(自分で考えたのとちがいます?と尋ねたら「そんなセンスはない。」とのこと。)それでも、「ビジネスは数字と文字で動いている」は確かにそうだなぁと思いました。
ビジネスと数字というのは強い関係性があることは日々感じます。お金の流れも1円の単位できっちり管理されていますし、決算書や経営審査事項に表された数字で企業活動が評価されます。「ビジネス 数字」で検索すると経営全般に関わるかのように書かれている様々な書籍が表示されます。
ビジネスと文字(言葉)の関係性はどうでしょうか。言葉なんて当たり前すぎて特に意識してはいないですが、「ビジネス 文字」で検索するとビジネス文書関係のサイトが目に付き、「ビジネス 言葉」で検索するとビジネスマナー、言葉遣いのサイトが目に付きます。
ざっと見た範囲だけですが、数字の方が「ビジネスの成功」や「できるビジネスマン」など扱いの範囲が広く深いように思います。文字や言葉となると「ビジネス文書」「ビジネス用語」の話になって、数字に比べて扱いの範囲が狭いように思います。
という感想を先の年配社員に返したら、「それでいいのかなぁ」と。「君が言うようにお金の流れはきっちりと管理されていて決算書にまとまっていくよな。では、文字(言葉の意味)の流れは? 『文字(言葉の意味)の出納帳』のようなものがあったとしたら、そこに流れをきちんと記録できる組織がビジネスを上手く動かしている強い組織じゃないか?」と。
「文字(言葉の意味)の出納帳」? 分かりにくいたとえを返されたけど、確かに、社長の方針が言葉で出され、それを少しずつ具体的な言葉に変えて日々の行動に転じていく、と考えてみたら、文字(言葉の意味)の流れの正確性は大切やなと感じてしまいました。当たり前のことかもしれませんが。
(「ルポ」というワープロの画像を探して年配社員にみてもらうと、「こんなに大きな液晶画面だったかなぁ。最初に使ったのは10行表示だったように思うなぁ。」とのことで、このブログには画像を載せることができませんでした。)
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