ご両親がお住まいの敷地の一部を活用し、家族4人が快適に暮らせる平屋住宅を計画しました。

玄関には2WAYアクセスを採用。ご家族専用のシューズクローク（SCL）を通って洗面室へとつながる動線を確保することで、外からの汚れを室内に持ち込まないよう配慮しています。スポーツなどで汚れて帰宅した際も、そのまま浴室へ直行できるレイアウトとし、さらにファミリークロークも近くに配置することで、帰宅後の着替えや収納もスムーズに行えます。

LDKは一般的に好まれる南向きではなく、プライバシーを重視して、母屋がある北側に庭と大きな開口を設け、室内と外部空間をつなぐ開放的なレイアウトとしました。
北側開口でありながらも、できる限り大きな窓を設置することで、曇りの日でも照明を使わずに過ごせるほど、安定した自然光を取り込むことができます。また、南からの強い日差しを避けられるため、夏場も快適に過ごせる室内環境が保たれます。

LDKの一角には畳スペースを設け、障子に落ちる丸い光の影がアクセントとなって、和の趣を感じさせる落ち着いた空間を演出しています。

また、キッチンの横にはスタディコーナーを設置。お子様の学習の様子を見守りながら家事ができるよう配慮し、家族のつながりを感じられる住まいとなっています。

【竣工データ】
■建築場所／宝塚市
■建物の工法／木造軸組金具工法
■竣工日／2025年6月
■担当営業／戸田 雅康
■担当設計士／太田 憲一
■担当現場監督／後野　和宏