2023/08/25
- コラム
宝塚の地名
「宝塚」という地名の由来は、宝塚市のホームページ
宝塚市まちの歴史|宝塚市公式ホームページ (city.takarazuka.hyogo.jp)
にも掲載されていますが、その本文でも、また、このブログでも「宝塚」の「づか(つか)」は「塚」と出ています。ワードで変換するとこの漢字が出ます。
ところが、宝塚市のホームページには以下の画像があって、「つか」の漢字が少し違います。
「塚」に点が一つ付いています。「点ありの塚は点なしの塚の旧字体」との説明もありますが、この「点」はいけにえの家畜を縛った状態を表していて、いけにえの上に土をかぶせた墳墓を表しているのが
だ、ということです。市のサイトにもあるように、市内に多くの古墳があるところから「宝塚」と呼ばれるようになりましたので(「宝」がついた由来は市のサイトを見てください。)、墳墓が多い場所を表す地名には点のついた塚が使われるべきですね。
ですので、ワードで出てこないのは仕方がないとして、少なくとも手書きの際には点のついた塚を書くようにしたいものです。
当社は宝塚市の「小浜(こはま)」にあります。小浜の近くには「安倉(あくら)」、「伊孑志(いそし)」、「米谷(まいたに)」といった町名があります。いずれも初めて見る人は「なんて読むの?」と読み方がすぐには分からない町名です。(小浜も「おばま」と読まれることがあります。)が、読み方が分からない町名ほど歴史的な由来があるものかもしれません。
たとえば「安倉」は、言い伝えによると聖徳太子がこの地域を訪れたとき、馬が鞍(くら)を外して休んだことから「安鞍」とされ、それが転じて「安倉」になって、地名になったそうです。(宝塚市にも聖徳太子が?と思われた方は宝塚市にある有名なお寺「中山寺」の由来をご参照ください。)
大本山 中山寺|安産祈願・子授祈願|兵庫県宝塚市のお寺 (nakayamadera.or.jp)
宝塚市に長くお住まいの方々には市内の地名の由来は良く知られたことかもしれませんが、当社社員の中には他市他府県出身の者も多くいます。自分たちが仕事をさせていただく地域のことは少しずつでも知識を増やしながら仕事に臨みたいと思います。
三和建設は宝塚市をはじめ、阪神・北摂を中心に注文住宅の建築・住宅設計・分譲地開発・土地売買・公共施設建設などを手がける建設会社です。RC(鉄筋コンクリート造)住宅、SE構法、2×4工法、重量鉄骨造、外断熱工法など様々な工法に対応しています。家づくりのことなら三和建設にお任せください!