2023/05/08
- 会社の素顔
三和建設はISO9001の認証を受けています②
(前回のブログはこちら)
品質管理のマネジメントシステムであるISO9001の認証を受けて20年以上が経過しましたが、当初は「ISOとはなんぞや?」と疑問を感じながらの運用でした。
しかしながらISOにも慣れてくると、結局この仕組みも経営に必要な要素を盛り込んでいることが分かってきたように思います。お客様の要望や意図を間違いなく理解しているか、経営者の方針が社内コミュニケーションを通じて徹底されているか、外部に出す書類に間違いはないか、仕事の結果は振り返って次に活かすことを考えているか、社内は整理整頓されているか…等々。いずれもしっかりとした経営をしている企業にとれば当たり前のことをISO9001も要求しているのかもしれません。
そんなISO9001(2015年版)の要求事項の中には、「社員が自らの貢献について認識できるように」と規定する一項があります。第7章3項にある「認識」に記されていることです。表現は難しいのですが、要は社員への働きかけ、社員のモティベーションを大切にするということだと思います。
品質マネジメントシステムの運用原則の中の「リーダーシップ」と「人びとの積極的参加」に関係することですが、まずは、マネジメントシステムの管理者(経営者やプロジェクトリーダー)がコミュニケーションを通じて社員へ働きかけることから始まるのではないかと思います。
「人は石垣 人は城」(武田信玄)、「やってみせ 言って聞かせて させてみせ 誉めてやらねば 人は動かじ」(山本五十六)と、昔から人を信頼する名言がありますが、現代のデジタル社会においてもその大切さは変わらないと思います。デジタルやチャットGTPに代表されるようなAIが当たり前になっている世の中だからこそ、人対人のコミュニケーションから生まれる力が大切なことのように思います。