2016/12/24
- 会社の素顔
今年も残すところ1週間余り
たくさんのお客様にご利用いただいた別館の解体をあれよあれという思いで眺めていた第三四半期も過ぎ、建替えに向けて本社での業務も落ち着きを取り戻した頃には秋も深まっていて、ついに今年も残すところ1週間余りとなりました。
今年弊社とご縁のありましたお客様には感謝申し上げます。来年もよろしくお願い申し上げます。
このブログも新社屋建設プロジェクトのスタートに合わせて、工事の進捗を記録に残そうという試みでした。それが次第に弊社の業務の日常を伝えることにつながってきました。
さて、来年度の大きな行事は新社屋の建築です。それに合わせて、社内では仕事の見直しを行っているところです。こんな熟語があります。「馴質異化」。(現在はインターネットの検索エンジンのおかげでこのような言葉でも検索すれば様々なサイトにヒットしますが、)「見慣れたものの中に見慣れないものを見出す」というか、見慣れたものでも違う視点から見直して、新しいアイデアや着想を得ること、という意味でしょうか。反対に「異質馴化」という言葉もあります。
仕事の見直し、業務改善は、正に「馴質異化」「異質馴化」の繰り返しのように思います。馴れたものには安定感を感じますので、それを敢えて揺さぶって違うものを見出すのは、大変です。それでも、そうやって見出したものが少なくとも自分たちにとってオリジナルなものであるなら、それを見出したこと自体が喜びになりますので、そんな楽しみに出会えそうだという期待も感じながら、仕事の見直しに取り組んでいます。
前々回の12月8日付のブログでも業務改善のことを述べていました。その中で「ペーパーレス」のことにも触れていましたが、これへの取り組みはなかなか大変です。
「ペーパレス」という言葉を見たり聞いたりするたびに思い出す書籍があります。アルビン・トフラー著『第三の波』。1980年出版の本です。(アルビン・トフラーは今年亡くなられました。合掌。)
若い頃に『第三の波』を読んだ(読まされた?)時に感じた衝撃を今でも覚えています(と書けば筆者の世代が分かってしまうかもしれません)。情報化社会の到来を予言して、在宅勤務の実現も予想していました。こんな世の中になるのか!?という驚きを感じていました。
『第三の波』で「ペーパーレス」のことにも触れていたと思います。(トフラーの別の書籍かもしれません。今はうろ覚えです。)若かった我々はそんな記述にも驚きとワクワク感を感じていました。
ところが、どうもこの「ペーパーレス」はなかなか実現していないようです。コンピュータやインターネットは発展しても、相変わらず紙媒体は多いです。(なぜでしょうか・・・。)
それでも、少しでも仕事の仕方を見直しながら、効率化を求めて改善に取り組んでいきます。その延長線上に「ペーパーレス」があることも期待しています。
年の瀬も押し迫る中で、来年への思いを馳せながら。