壁の汚れは、意外と気になるものです。もう張り替えという前に、ちょっとお手入れしてみませんか。

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- 【お手入れの目安】
- 週に1回程度
- 【ポイント】
- ほこりはやさしく掃除機で。
ふだんのお手入れは掃除機かけ
(アタッチメントブラシにして)が一番です。
●汚れのひどい時は
弱アルカリ性の洗剤やお風呂用洗剤(中性)をスポンジなどにスプレーして含ませ、継ぎ目から水分が入らないよう気をつけながら、汚れ部分を「たたいて」いきます。(泡立てる意味で「こする」前にたたいてください)
汚れの原因によって、洗剤を変える必要がありますが、これで落ちない場合は、水を少し混ぜたクリームクレンザーを代わりに使ってみましょう。
●注意
クロスの敵は水蒸気です。クロスのはがれは
湿気が原因の大半です。
部屋の中に湿気がこもらないよう、
換気には十分気を配りましょう。
特に、閉め切った部屋に
洗濯物を干すのは禁物です。 |
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継ぎ目のすきや、浮き、はがれ
●クロスの継ぎ目がすいてきた時
小さなすき間なら、同色のクロス補修剤(クロスかんたん補修セットなど)を薄く塗れば目立たなくなります。
●クロスの継ぎ目が浮いてきた時
- 継ぎ目部分のゴミやホコリを、つまようじやピンセットで取り除きます。
- つまようじの先に壁紙用補修接着剤を少しつけて、壁紙と下地のすき間を埋め込むように薄く塗ります。
- すぐに貼り合わせ、指の腹で押さえてなじませます。
●クロスがはがれた時
下地の汚れを取り除いた後、市販の木工用ボンド(酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤)を水で薄めて貼ってください。
●紙クロス・布クロスにキズがついた時
わずかなヘコミや小さなはがれは市販のクロス補修剤(クロスかんたん補修セットなど)を塗り、はみ出した部分をぬれた布などで拭き取ると、跡も残らず目立ちません。
- はがれた部分の汚れやホコリ、接着剤などを取り除き、下地をよく乾燥させます。
- 壁紙補修用の接着剤をヘラなどで薄く均一に塗りのばします。
- すぐに張り合わせて、内側から端へ心持ち引っ張るように押さえていきます。そのまま3~4時間、乾かします。
※大きくはがれたり、はがれやすくなったときは、接着剤で張り合わせてから、画鋲やテープなどで乾くまで仮止めします。
●クロスにカビが付着した時
クロスにカビができたら、水で少し薄めた消毒用アルコールで軽くふき取ります。
裏側までは効果のない、いわば表面的な対処ですが、水分を揮発させ、
同時にカビを殺菌することができます。 |
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